アーデンホームの想い

「若い世代にもっと早く住宅を」

すべてはそこから始まりました

動物は子どもを生む前に、まず巣づくりするのが当たり前

私には2人の娘がいます。
今でこそ私も持ち家に住んでいますが、子どもが小さなうちは私もアパート住まいをしておりました。
部屋は二階だったため、とにかく音には気を使いましたね。
「お願いだからそんな大きな声で泣かないでくれー」、「家の中で走りまわるなー」、「もっと静かにしなさーい」と、夫婦揃って毎日小さな子どもを叱ってばかり、それも抑えた声で・・・。
こんなことでは幼い子どもでもストレスがたまるばかりか、常に一緒にいる母親にとっても精神的に良い事は一つもありません。
「ああ、もっと自由に遊ばせてあげたい、もっと自由に怒鳴らせて(?)あげたい、ならば多少無理してでも・・・」、そんな想いから私自身もマイホーム建築を真剣に考えたものです。
ところが、世間一般的には「家は子どもがある程度大きくなってから新築した方がいい」と言います。
それは、子どもが小さいうちは汚されたり、壊されたりで、家がすぐ傷んでしまうから、という単純な理由からです。
「子どもが汚すから家を我慢する」のであれば、一体我が家とは何のためのものでしょうか?

例えば、鳥や動物など自然の生き物を考えてみて下さい。
どんな動物も子どもを産む前には、まず巣づくりから始めます。
つまり、まずは子育ての環境を整えるのです。
環境すなわち家というのは、子どもの教育、しつけの場であり、子どもはそこで成長していくのです。
もし仮に、子どもが小さいうちは狭いアパートに暮らし、子どもがある程度成長してから、やっと自分の家を造るというのであれば、それはまさに本末転倒ではないでしょうか。
私は「家は存分に使いきってこそ家なのだ」と考えています。
子どもがストレスなく思い切って遊び、汚し、成長できるのは、我が家だからこそではないでしょうか。
これが賃貸住宅ならば、それこそ気になって「遊んだり、汚したり」できないでしょう。
私は、自身の経験からも、若い方々にできるだけ早い時期に魅力的な家を低価格で提供できるようになりたい、と必死に考えました。
ところが、これまでのハウスメーカーの思想やシステムでは、なかなかうまくいきません。
「ならば、それが可能な住宅システムを自分で作ってやろう」と考え、それが輸入住宅アーデンホームのスタートとなったわけです。

大前提は家賃以下のローン

問題はその価格でした。
最近の若い人たちは家に対する価値観が昔と大きく異なり、「家を持つために、今のライフスタイルまでを犠牲にするつもりはない」ようです。
今まで通りの生活を続けながら、それでいて新しい家を持つということを基本に考えると、やはり月々のローン返済額は、家を買う前のアパートの家賃より高い設定はできません。

問題の中心は「土地代」です。
若い人たちは基本的に土地を持っていませんから、先ほどのローン返済額は当然土地代込みのものでなくてはなりません。
土地と建物の総額を少しでも安くするためには、日本では圧倒的に高い土地の購入代金を下げるほかありません。

その方法はただ1つ。
なるべく小さな土地を購入することです。
ここで、「小さな土地でもそれを有効活用できるような建物を開発し、トータル金額を安く仕上げよう」という輸入住宅アーデンホームの大きなコンセプトが生まれたのです。

アーデンホームがローコストな理由

50~60坪の土地に家を建てて出来ることを40坪の土地で実現させる、そのためには一体どのような建物を開発すれば良いか・・・。
その結論は、「建坪をできる限り小さくするために、すべて標準設計を三階建てにしよう」というものでした。

しかし、単純に三階建てを造ってしまったのでは反対にコストは上がってしまいます。
そこには、ツーバイフォー住宅ならではの、ちょっとした工夫がありました。
三階建てといっても、厳密に言えば「小屋裏利用の三階建て」です。
実はこうすることによって、総工費は二階建てとほぼ変らない金額で建てられるのです。
二階建ての小屋裏部が三階の部屋となりますので、建物全体は二階建てと全く同じものです。

ですから、三階建てとなっても、二階建てを造る費用+α程度で済んでしまうのです...。

これは、ほんの一例ですが、その後、輸入住宅アーデンホームでは様々なコスダウンノウハウを構築してまいりました。
今思えば、私自身が元々システムエンジニアという全く住宅とは関係のない世界で生きてきた人間だからこそ出て来た発想も多分にあったと思われます。
業界の概念にとらわれず、全く怖いもの知らずというか、純粋に「アレっ、これはちょっとおかしいんじゃないの?他の業界では考えられないことだよ」を常識的なものに置き換えただけで、以外と簡単にコストダウンに繋がった例もたくさんありましたから。

そんな視点で今まわりを見渡すと、現在の建築業界の過剰なスペック競争には正直疑問も感じています。
まさに今の住宅は公道をF1カーで走るようなものです。
お金がたくさんあって、それでも構わない人や、どうしてもアレルギーなどの事情で、その過剰性能が不可欠な人ならばともかく、ごく普通の健康な人が住む家として、そこまでの高性能を必要としますか?
それに対して高いお金を払うことを良しとするのでしょうか?
それはもはや家を建てる人の価値判断ですから、とやかく言うことではありませんが、公道はそんなF1カーで走らなくても大衆車で良いのです。
今の大衆車は走行性も安全性も必要充分なのですから。
これからも輸入住宅アーデンホームは「ちょっと個性的な大衆車」をどんどん開発し続けてまいります。

施工はすべて地元工務店

輸入住宅アーデンホームは全国の工務店をネットワークしたフランチャイズ形態にて、各地のお客様に良質な住宅をご提供させていただいております。
デザイン、企画、その他資材調達等は本部で行いますが、販売施工という点においては、やはり各地の気候、特性を知り尽くした地場の工務店は欠かせぬ存在です。
コスト的なメリットも非常に大きく、まさに住宅フランチャイズ形態は現在のベストな家づくり形態と思われます。

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